By: エミ・シェマー
ビタミンCは、どなたでも簡単に日々の美容ルーティンに取り込める抗生物質です。
今日の美容雑誌において、世界的有名ブランドによるビタミンCを含む美容グッズは必ずと言っていいほど登場します。ビタミンが体に良いということは周知の事実ですが、その知識の活用は大抵の場合、オレンジを食べることや風邪予防のビタミンタブレットの摂取などに留まります。
実は、ビタミンCは近年美容を語る上で欠かせない存在になりつつあるのです。皮膚科医などの専門家によると、微量栄養素が肌の美白やニキビ、シワの対策において好影響を与えているということに間違いはないそうです。つまり、ビタミンCは必要不可欠であるということですが、我々はどのようにビタミンCを利用するべきなのでしょうか。また、それはどれほどの効果があるのでしょうかり
各商品のレビューを見るのも良いですが、ここでは皮膚科医など肌の専門家の意見に注目してみます。皮膚科医として40年の経歴を持つ筆者の父親は次のような助言を与えてくれました。
1. 多才なビタミン
ビタミンCは肌にハリをもたらし、コラーゲンの生成によりシワの発生減らし、肌の免疫システムを向上させ、外的環境による傷の治癒を促します。大都市での生活において、我々の肌は放射線や排気ガス、フリーラジカル、紫外線など様々な汚染物質に曝されています。これらの物質はコラーゲンを破壊し、肌にストレスを与え、老化を促進させます。ビタミンC漿液はこのような現象に対抗してくれるのです。
ビタミンCは免疫システムにも好影響を及ぼします。肌の赤みや腫れ、たるみなどを引き起こす細菌感染や炎症にも対抗してくれます。
2. 最高の若返り法であり、最高の修復スキンケアメソッド
ビタミンC漿液の構成を知ることで、それが肌にもたらす好影響の仕組みを知ることができます。ビタミンCは肌に輝きとスベスベ感をもたらしてくれる存在であり、最強の抗生物質と言えます。
抗生物質はフリーラジカルを中和させます。フリーラジカルはタンパク質、脂質、肌のDNAにダメージをもたらします。ビタミンCはコラーゲンの生成に必要な存在であるため、老化に対抗して触れる存在だとも言えるでしょう。
また、ビタミンにはチロシンの発生を妨げる役割もあるため、肌に輝きをもたらす存在であるとも言えます。チロシンは色素の生成において重要な酵素です。この動きを抑えることにより、ビタミンCは紫外線、シミ、ニキビ跡などから肌を守ってくれます。
製品の探し方
ビタミンCの摂取習慣を取り入れる前に、先ずはヒトは体内でビタミンCを生成することはできないということを知りましょう。つまり、食事を通して摂取するか、肌に局地的に取り込むしかないということです。今日のスキンケア用品のほとんどにビタミンCが含まれていますが、その多くはうまく調合されていないため、ベストな結果をもたらしてくれません。
ビタミンCベースの商品はジェル、クリーム、オイル、パウダーの形で提供されています。ベストなのは漿液で、保湿剤やメイクの下に塗ります。ビタミンCが最大限に効果をもたらすために、高密度のビタミンC或いはL-アスコルビン酸 を含んでいる漿液を探すことが重要です。安定且つ高品質なビタミンCデリバティブも大切です。濃度が高いほど漿液中の栄養素が多く、良い結果も出やすいです。肌の若返りやツヤを期待する場合は一日1000~2000mgのビタミンCサプリを摂取することもおすすめです。
ベストは自然からの摂取
ビタミンC摂取の虜になっているあなたのために、それぞれの食べ物の100g当たりのビタミンC含有量を紹介します。これらの食材によるビタミンC摂取は、私たちの肌や体全体に活力を与えてくれるでしょう。男女ともに1日の目標摂取量は100ミリグラムです。妊娠中、授乳中の方はそれぞれ110mg、145mgの摂取がおすすめです。
サクランボ 1,700 mg
ケールジュース 1,100 mg
ドライパセリ 820 mg
緑茶 260 mg
グァバ 220 mg
焼き海苔 210 mg
赤ピーマン 200 mg
柚子 160 mg
炒めた黄色パプリカ 160mg
芽キャベツ 160 mg
ゴールデンキウイ 150 mg
チリペッパー120 mg
レモン 100 mg
カリフラワー/ブロッコリー3芽 82 mg
オレンジ 80mg